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【コラム】診療報酬改定(2014年版)について

2014年は2年に1度の診療報酬改定がありました。改定の概要を見てみると、プラス改定となっていますが、消費増税を考慮すると実質的にはマイナス改定と言えます。

今回の改定のポイントを振り返ります。
歯科初診料 218点 ⇒ 234点
歯科再診料 42点 ⇒ 45点
歯科訪問診療料1 850点 ⇒ 866点

初・再診料の点数が増加していますので、患者数(来院数)に変化がなければ、医業収益は増加すると言えます。
収入は増加したとしても、単純に喜べないのが「消費増税」による経費増加です。
消費増税に伴い、仕入(経費の一部)には増税分が反映されます。消費税は3%増加していますが、収入にかかる診療報酬改定は、1%のみ。患者(来院)当たりの総利益という観点で見ると、減額になっている可能性が高いのです。

医業収益の対前年比を見るだけでなく、仕入れや経費といった外部環境の変化もチェックしていく必要があると言えます。
医業収益の増加(診療報酬改定の影響)と共に、医業原価の増減(消費増税の影響)を同時に見ていくことではじめて「変化」をはっきりと見つけることができると言えます。

月次決算業務を通じて「実績」を見返し、その実績から未来の「見通し」を計算していくことで、“計画”を作り上げていくことができそうです。

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